弱い父親でも大丈夫!子供に誇れる背中を見せるための7つの習慣

家族・人間関係

「パパは弱い人間だから、子供に誇ってもらえるような父親にはなれない…」そんな風に自分を責めていませんか?

私も長年、そう思い続けてきました。対人恐怖症で人とのコミュニケーションが苦手、会社では上司に怯え、近所の人とも上手く話せない。こんな情けない父親を、果たして3人の子供たちは誇りに思ってくれるのだろうか?

振り返ってみると、完璧ではない私でも、子供たちに「パパのようになりたい」と言ってもらえる父親になれたのです。

今日は、対人恐怖症を持つ弱い父親でも実践できる、子供に誇れる背中を見せるための具体的な方法をお伝えします。

なぜ「弱い父親」でも子供に誇られるのか

多くの父親が勘違いしているのは、「強くて完璧な父親でなければ、子供に誇ってもらえない」という思い込みです。

実は、子供が父親を誇りに思う理由は、強さや完璧さではありません。

私が子供たちと向き合う中で気づいたのは、子供たちは父親の「頑張っている姿」「成長する姿」「誠実な姿」を見ているということでした。

対人恐怖症で悩む私が、それでも家族のために必死に働き、少しずつでも前進しようとする姿こそが、子供たちの心に響いていたのです。

子供が父親を誇りに思う本当の理由

息子が高校生になったとき、こんなことを言ってくれました。

「パパは人と話すのが苦手だけど、それでも僕たちのために頑張ってくれているのがわかる。同級生のお父さんで、パパみたいに一生懸命な人はいないよ」

この言葉を聞いて、私は涙が止まりませんでした。子供は父親の弱さも含めて、すべてを見ているのだと実感しました。

子供が求めているのは「完璧な父親」ではない

  • 一緒に過ごしてくれる時間
  • 自分の話を聞いてくれる姿勢
  • 困ったときに助けてくれる安心感
  • 頑張っている背中
  • 失敗しても立ち上がる姿

これらは、対人恐怖症を持つ私たちでも十分に与えることができるものです。

私が実践した「誇れる背中を見せる」7つの習慣

ここからは、私が18年間の子育ての中で身につけた、具体的な習慣をご紹介します。

習慣1:子供の前で「今日の頑張り」を言葉にする

夕食のときに、必ず「今日パパが頑張ったこと」を子供たちに話すようにしています。

「今日は苦手な電話営業を5件かけることができた」 「新しいお客様と契約できた」 「失敗したけど、明日はもっと上手くやってみる」

大きな成果でなくても構いません。小さな努力や挑戦を言葉にすることで、子供たちは父親が毎日頑張っていることを知ることができます。

習慣2:子供の話を「スマホを置いて」聞く

対人恐怖症の私たちは、実は聞き上手な場合が多いのです。この特性を子育てで活かさない手はありません。

子供が話しかけてきたときは、必ずスマホや新聞を置いて、目を見て話を聞くようにしています。

息子が小学生のころ、学校であったささいな出来事を20分も話し続けたことがありました。正直、疲れていて他のことをしたかったのですが、最後まで聞いてあげました。

後日、息子が友達に「うちのパパは僕の話をちゃんと聞いてくれるんだ」と自慢していたと妻から聞き、この習慣の大切さを実感しました。

習慣3:失敗や弱さを隠さずに話す

以前の私は、子供の前では強い父親を演じようとしていました。しかし、それは逆効果でした。

ある日、仕事で大きな失敗をして落ち込んでいるとき、娘に「パパ、どうしたの?」と聞かれました。

いつもなら「大丈夫だよ」と答えていたのですが、その日は正直に話しました。

「実はパパ、今日仕事で失敗しちゃったんだ。でも、明日はその失敗を活かして、もっと良い仕事ができるように頑張るよ」

すると娘は「パパ、頑張って!私も応援してる」と言ってくれました。

弱さを見せることで、むしろ親子の絆が深まったのです。

習慣4:「ありがとう」と「ごめんね」を素直に言う

対人恐怖症で自尊心の低い私たちは、家族に対してもつい遠慮がちになってしまいます。

しかし、子供に何かしてもらったときの「ありがとう」、自分が間違ったときの「ごめんね」は、必ず素直に伝えるようにしています。

息子が高校受験で忙しい中、私の仕事を手伝ってくれたときは「本当にありがとう。パパは君を誇りに思うよ」と伝えました。

また、娘との約束を忘れてしまったときは、きちんと謝罪し、改めて時間を作りました。

習慣5:挑戦する姿を見せる

40代で起業を決意したとき、正直不安でいっぱいでした。しかし、その挑戦する姿勢を子供たちに見せることができたのは、結果的に良かったと思います。

「パパは新しいことに挑戦するよ。失敗するかもしれないけど、やってみなければわからないからね」

子供たちは、私が新しいことを学び、試行錯誤する様子を間近で見ていました。

結果として起業は成功しましたが、たとえ失敗していても「挑戦することの大切さ」は伝わったと思います。

習慣6:家族のための時間を最優先する

仕事が忙しくても、家族との約束は絶対に守るようにしています。

  • 子供の学校行事には必ず参加
  • 週末は家族との時間を確保
  • 年に1回は家族旅行
  • 子供の誕生日は仕事を調整してでも一緒に祝う

対人恐怖症で外での人間関係に疲れるからこそ、家族との時間がより大切になります。

習慣7:感謝の気持ちを行動で示す

妻への感謝を子供の前で表現することも、誇れる父親像を築く上で重要です。

  • 妻の誕生日には子供たちと一緒にプレゼントを選ぶ
  • 「ママがいてくれるから、パパは安心して仕事ができる」と言葉にする
  • 家事を積極的に手伝う姿を見せる

子供たちは、両親が互いを大切にしている家庭で育つことで、安心感を得ています。

私の失敗から学んだ大切なこと

実は、この7つの習慣を身につけるまでに、多くの失敗もありました。

息子が小学生のとき、参観日で他の保護者と話すのが怖くて、教室の後ろで一人でいました。息子は少し恥ずかしそうでしたが、帰り道で「パパが来てくれて嬉しかった」と言ってくれました。

この経験から学んだのは、完璧でなくても「参加すること」「一緒にいること」が子供にとって一番大切だということでした。

対人恐怖症の父親だからこそ伝えられること

対人恐怖症を持つ私たちには、実は子育てにおいて独特の強みがあります。

1. 子供の気持ちに寄り添える

人とのコミュニケーションで悩んだ経験があるからこそ、子供が友達関係で悩んだときの気持ちがよくわかります。

2. 努力することの大切さを身をもって示せる

毎日、対人関係の不安と闘いながらも頑張っている姿は、子供にとって何よりの教育になります。

3. 家族の大切さを誰よりも理解している

外の世界で疲れるからこそ、家族がどれだけ大切な存在かを深く実感し、それを行動で示すことができます。

子供が成長して感じた成果

息子の一人は今、大学で心理学を学んでいます。将来は「人の心に寄り添える仕事がしたい」と言っています。

娘は友達から「お父さん優しそうだね」と言われることが多いそうで、それを誇らしそうに話してくれます。

完璧ではない父親でも、誠実に向き合い続けることで、子供たちの心に良い影響を与えることができたのだと感じています。

今日から始められる小さな一歩

もしあなたが「自分は弱い父親だ」と悩んでいるなら、まずはこれらの中から一つだけでも始めてみませんか?

  • 今日の夕食で「今日頑張ったこと」を子供に話してみる
  • 子供が話しかけてきたとき、スマホを置いて話を聞いてみる
  • 「ありがとう」を一回多く言ってみる

小さな変化でも、必ず子供には伝わります。

まとめ:弱さも含めて愛される父親に

子供に誇れる背中を見せるために必要なのは、完璧な強さではありません。

対人恐怖症で悩みながらも、家族のために頑張り続ける姿、失敗しても立ち上がる姿、そして何より子供を愛する気持ち。

これらがあれば、十分に誇れる父親になることができます。

私は今でも、対人恐怖症と完全に向き合えているわけではありません。それでも、子供たちは私を誇りに思ってくれています。

あなたも、完璧でなくても大丈夫。今のあなたのままで、十分に素晴らしい父親になれるのです。

同じように悩んでいる父親の方、一緒に頑張っていきませんか?あなたの体験談やご質問があれば、ぜひコメントで教えてください。きっと多くの父親の励みになると思います。

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